わたしたちの仕事
交雑種(F1)約800頭と和牛45頭を牛たちが自由に動き回ることのできるフリーバーン牛舎で飼養しています。
生まれたばかりのかわいい子牛から、900kgにもなる大きな牛まで、一頭一頭愛情をこめて世話しています。
農場HACCP
認証農場 第290号
HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)とは、原料の入荷から製造・出荷までの全ての工程において、あらかじめ危害を予測し、その危害を防止するための重要管理点を特定して、そのポイントを継続的に監視・記録し、異常が認められたらすぐに対策を取り解決することにより、不良製品の出荷を未然に防ぐシステムのことです。
そして農場HACCPとは、畜産農場にHACCPの考え方をとり入れ、家畜の所有者自らが有害物質の残留等の危害や生産物の温度管理等の重要管理点を設定し、継続的に記録および管理を行うことにより、生産農場段階での危害要因をコントロールする飼養衛生管理のことをいいます。
石岡牧場は、令和2年2月28日に認証されました。
衛生管理方針
我々石岡牧場は、飼養衛生管理基準を遵守しつつ、農場周辺の自然環境、景観を損なうことのないように心がけ、健康でストレスの無い家畜を育成し、消費者に"安全・安心な畜産物"を提供いたします。
1. 当農場は、HACCPチームを結成し、HACCPシステムに基づく衛生管理システムを構築、維持、改善し、必要に応じて更新する。
2. 当農場は、関係する法令、規則を遵守する。
3. 繁殖牛の飼養管理は、飼養衛生管理の規則を遵守し、健康的な繁殖牛の維持・管理を行う。
4. 肥育牛の飼養管理は、肥育素牛の受入から肥育牛出荷まで飼養衛生管理の規則を遵守しつつ、健康な肥育牛を飼養し、"安全・安心な牛肉"を生産する。
5. 当農場は、従業員全員が、食品安全に関する知識の向上に努める。
牛舎案内
石岡牧場の歩み
私の実家は、以前は酪農を営む農家でした。そのため、幼い頃より牛に囲まれる生活をしており、農業系の大学へ進み畜産を専攻することはごく自然なことでした。とはいっても,両親から家業を継ぐように言われたことはなく、自分でも将来について深く考えたことはありませんでした。学生生活を送る中で後継者となるために学ぶ友人と出会い、将来を語りあううち、何時しか自分も父と同じ道を歩みたいと思うようになりました。
当時は乳肉複合の経営で、祖父の代より牛の仲介業をしていたこともあって牛の売買に興味を持つようになりました。在学中に家畜商の免許を取得し、卒業後は修行のため県内の畜産会社に就職しました。そこでは、牛の売買やF1(交雑種)の飼育方法について多くの経験をさせていただきました。
平成10年、台風で実家の牧場が壊滅的な被害を受け、これを期に酪農から撤退し、一貫肥育経営に切り替えることとなり、私も会社を退職して両親とともに一から牧場を立ち上げる決意をしました。
労力を抑え作業の効率を上げるため、牛舎を新築し、自動給餌機や自動哺乳機を導入しました。これらのことが認められ、平成14年には農林漁業近代化表彰で農林水産大臣賞を受賞しました。また、最初から多頭飼育を考えていたので、常に安定した肉牛を作るために哺育・育成・肥育の3つのマニュアルを作成し、この3つのマニュアルは基本的なことは変わりませんが、外部から仕入れた情報や枝肉、病気に対応させながら常に見直しをしております。
今後の輸入牛肉の増加に伴って枝肉相場の低下が考えられると思い、その対応策として、枝肉重量の更なるアップと品質の向上、並びに地域に根ざした畜産経営を目指しております。
肥育事業は結果が出るまで長い期間が必要ですが、今のところ思ったより早く良い結果が出ており、これからも常に時代にマッチした方法を考えることを探求していこうと思っております。
これまで私にご指導くださった多くの方に感謝し、より一層質の高い牧場経営を目指してまいります。
代表取締役
石岡 史好
石岡畜産グループ
代表取締役 石岡 史好
■ 有限会社 町川牧場
〒709-4332
岡山県勝田郡勝央町植月東1927-2
0868-38-5539
https://machikawafarm.wixsite.com/website
■ 清流の里 物見牧場
〒709-3911
岡山県津山市加茂町物見1708
0868-42-3685